うちの長男がそうですが、どんどん成長して次第に親の手を離れ、言う事を聞いてもらえず、自分が思うように行動していっちゃいますね(´・ω・`)
「溺れて欲しくないなら、泳ぎ方を教える」と言われるように、自分の身を自分で守れるように、自分も他人も大切にできるように子どもに伝えたい!
しかし、方法が、伝え方がわからない…
この記事では、幼児の性教育に関し、個人的にお気に入りの漫画『一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 おうち性教育はじめます』の感想です。
印象的だったところ
性教育は「いのち」「からだ」「健康」の学問
性は知識や学習によって形作られる「文化」であり
そのしくみの基本はまず「自然科学」
そしてこれからの世の中を生きていく人格を育てるのに必須の
「教養・知性」なんだ
一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 おうち性教育はじめます
この文はとても感銘を受けました。
「性」についてわかりやすく且つ、深く表現されていると思いました。
「性教育」は抵抗ある人も多いでしょうが「文化」と聞くとどうでしょうか。
「性の多様化」が進んできている現代、「文化」という観点で、「これからの世の中」でもとても重要と感じました。
必要性・重要性を知ってもなお、少し思いとどまってしまう「性教育」ですが、「教養・知性」と言われると「そうなんだ」と肩の力が抜ける様な気持ちになり
親として「性教育」への向き合い方がわかったように思いました。
プライベートパーツへの不本意で理不尽な侵入や攻撃は
想像以上に深刻な屈辱感やコンプレックスを与えるんだ
一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 おうち性教育はじめます
これは過去の経験上、共感が強く印象的でした。
私が小学5年生くらいでしたが、成長が早く、胸も膨らみはじめていました。
当時、まだ家族全員でお風呂に入っていたのですが、父に「円錐型みたいで変わっている」と言われその場で号泣したのを今でも鮮明に覚えています(苦笑)
父は悪意はなかったでしょうが、馬鹿にされた?否定されたような思いでした
今思えば、思春期にあるまじき発言では?…苦笑
この時、母が父に対して初めて本気で怒った事もよく覚えていますw母の心遣いがとても嬉しかったですね😊
それでも、私は一生忘れる事は無いと思います。
直接的でなくとも、言葉でも十分「不本意で理不尽な侵入や攻撃」となってしまうことをよく考え、
きちんと伝えていく必要があると感じた一節でした。
女性が自分の体や心の状態を「言葉」で伝えられて
男性にも「知識」があってそれを受け止められたなら…
とてもあたたかな関係が築けるよね(逆もまた然り)
一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 おうち性教育はじめます
これは具体例として生理が取り上げられていました。
生理による体調不良の加減というのは、かなり個人差があるものの、どうしても女性でなければわからないところがありますよね。
女性はそれを表現し、男性は仕組みを理解できたら…と言う事ですね。
よくSNS等で男女間のやり取りを見かけたりもしますが😓
どちらかが大変で、どちらかが悪いとか「関係ない」ではなく、「どちらも」になれば、本当に互いにあたたかな関係が築けそうだなと。
強い共感と自身も何だかあたたかな気持ちになり「自分の子もそうあって欲しい」とも思い、印象的な一文でした。
こんな方にオススメ
・コラム以外はマンガで読める
・「こんな時どうする!?」が具体的に回答されている。
・内容は充実しており、読みごたえを感じる
という点から
オススメしない
・幼いお子様が読むには合わないかなと
オススメ!
・お子様がいらっしゃる全ての親御さん😄
・しっかりわかる小学校高学年位~でしたらいいかも
個人的には、お孫さんがおられる世代の方にもオススメしたいです。
それぞれの価値観があると思いますが、大人が再発見できる点もあり、
性について考えるいいきっかけになるかと思います。
目次
第1章 | おうち性教育=子供の幸せを 守るための教育です |
第2章 | おうちでまず伝えたい 3つのこと |
第3章 | 親も一緒に!からだとこころを学ぼう 前編(教え方~男の子編)、後編(女の子編~受精・出産) |
第4章 | こんな時どうする! 性の話Q&A |
第5章 | 大人が知っておきたい これからの性の話 |
著者のプロフィール
【フクチ マミ (ふくち まみ)】
マンガ家・イラストレーター。1980年神奈川県生まれ。金沢美術工芸大学を卒業。
デザイン事務所を勤務後、 イラストレーターとして活動を始められている。
「分かりにくいものを、わかりやすく」をモットーに、 「実はよくわかっていないこと」を取材、 紐解いて伝えるマンガを多数刊行。
4コママンガ・ルポ、解説マンガ・コミックエッセイも得意とされている。
【村瀬 幸浩 (むらせ ゆきひろ)】
一般社団法人“人間と性”教育研究協議会会員。
同会編集による「季刊セクシュアリティ」誌編集会員、 日本思春期学会名誉会員。
1941年 愛知県名古屋市生まれ。東京教育大学(現 筑波大学)を卒業。
私立和光高等学校の保健体育科教諭として25年間勤務。この間総合学習として「人間と性」を担当。
1989年同校退職後、25年間一橋大学、津田塾大学等でセクソロジーを講義されている。
出版 | KADOKAWA |
ページ数 | 200ページ |
発売日 | 2020年3月3日 |
口コミ
・1冊選ぶなら、絶対この本。子どもに自分を大切に、大切な人を大切にできる人になって欲しい、と願 うなら是非。
・気になっていた事を分かりやすく、子供への伝え方などを実践的に教えてくれた。
・男女問わず全ての子を持つ親に読んで欲しい本。
・親に寄り添った内容で、ポイントは押さえていると思う。
・大人が自分達の性に対する意識を問い直すきっかけになる本。大人もHappyになれるヒントが書かれいると思う
・自分を大切にしたい大人も読める。
・子供育ててく上夫婦で共有すべき情報が詰まってる一冊だと思った。
・性や身体についての考え方はまず親の意識を変えるのが大事だなという認識に
まとめ
性教育とその必要性・重要性に対し、筆者の情熱を感じる一冊でした。
・大人が今更聞きにくい男女の体、妊娠のしくみ等がマンガでわかる。
・子どもも大人も、自分を大切に。大切な人を大切にできるように。子どもだけでなく大人の幸せも守られると感じる内容。
・これからの時代を生きていく自分の子ども達がお互いを思い合って生きていけるようにと願うなら一読の価値あり
性教育に関して、自分をアップデートしていこうと思わせてくれる素敵な漫画でした😊
検索したところ、電子書籍でも取り扱っていました!
コミックシーモア、マンガ王国(>>公式サイト<<
)、めちゃコミ等では、試し読みができる様ですよ
利用されているところがあれば、活用してみてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました✨